[中学受験の基礎知識]塾選びのポイント

中学受験の基礎知識親子面接

株式会社アートオブエデュケーション 指導部門 部長 富田 佐織先生

(株)アートオブ
エデュケーション
指導部門 部長
富田 佐織先生

前回ご紹介した[中学受験の基礎知識]押さえておきたい面接のチェックポイントに引き続き、今回は中学受験に置ける面接対策として、「親子面接のチェックポイント」を富田 佐織先生に教えて頂きました。

親子面接については、湘南藤沢中等部”に合格したお子様を持つ石戸裕子さんの「先輩ママ・パパ 我が家で取り組んだこと」も参考になりますので、ぜひご覧ください。

親子面接を実施している学校
は伝統校の女子校や一部の男子校

OYAKO-Compass編集部(以後、編集部):
親子面接を実施している学校は多いのでしょうか?

富田先生:
前回もご紹介しましたが、中学受験で面接を行う学校は減少傾向です。
一部の女子校の伝統校や男子校では慶應の3校などで面接が実施されています。学校により、面接の方法が異なるので、早い段階で志望校がどのような面接を開催するのかを調べておくと良いでしょう。

編集部:
親子面接で気をつけるポイントは何でしょうか?

富田先生:
面接の基本のチェックポイントを押さえつつ、親子面接の場合は、「親子の連携や絆の強さ」を見られるということを理解しておく必要があります。

具体的には、「親子の意思の疎通が取れており、言うことに一貫性があるか」ということで、日々親子のコミュニケーションが取れているかという所を見られています。親子の意思の疎通の点では、親と子どもはもちろんのこと、夫婦の考え方が一貫しているかということも重要です。

編集部:
親子面接でよく聞かれる質問はあるのでしょうか?

富田先生:
質問の内容は、同じような学校が多いので、親子で自分の言葉で話せるよう事前に話し合い、練習しておくと良いでしょう。

<親子面接で保護者が良く聞かれる質問>
・この学校に子どもを行かせたい理由
・子どもにどのように育ってほしいか
・家庭での教育方針(教育・しつけ)
・お子さんの家庭での様子
―好きな料理
―子供を叱った時のエピソード
―子供と喜んだ時のエピソードなど
・普段子供とどれくらい会話しているか
・保護者の視点での子供の性格(長所・短所)
・毎月のお小遣い など

親子面接では二人三脚で
足並みをそろえていくとが大切です

編集部:
親子面接の準備のポイントを教えてください。

富田先生:
中学受験では、親子面接だけで合否が決定することはありませんのでゆったりした気持ちで準備するとよいでしょう。親子の心構えとしては、あくまでも「子供が主役」であることを大切にした上で、親として子供をサポートしてあげることが大切です。

中学受験に挑む子供達は、11歳・12歳のまだまだ未成熟な子供達です。あまり現実離れした回答を練習して本番で言うということが難しい年齢ですので、特別な受け答えの内容を考えるのではなく、普段の生活の中でのエピソードから考えていくと良いと思います。

そのためには、親子で受験を二人三脚でやっていくという視点を持ち、足並みを揃えるという意識が重要です。

子どもだけが頑張る受験ではなく、親も一緒に体調管理や子供の心を支えるサポートを行いながら、一緒に中学受験を進めていくと良いでしょう。

受験校に対する想いも同様で、親子で学校見学に行くなど受験校に対する強い想いを一緒に持ち、そういった受験勉強中のエピソードを子供と一緒にまとめて言葉にしていくことで、親子面接の準備を行うというのが理想的ですね。

そして大切なのが、当日。子供は緊張していますので、リラックスして臨めるような雰囲気づくりを心がけて頂ければと思います。

今回は、富田先生に親子面接試験のチェックポイントをお伺いしました。親子面接を実施する学校を志望している方は、ぜひご参考になればと思います。

<参考コラム>
・[中学受験の基礎知識] 押さえておきたい面接のチェックポイント
・[先輩ママ・パパの我が家で取り組んだこと] 面接対策