[中学受験体験記]子どもの通いやすさを考慮して受験を決意

oyako_taiken

 

「親子の受験」と言われる中学受験を乗り越えた保護者に聞く、中学受験体験記。今回は、フェリス女学院中学校を受験したご家庭の受験体験記をご紹介します。

出産した時に決めていた中学受験

―中学受験をしたキッカケはなんですか?

中学受験をすることは、出産した時にもう決めていました。一番の理由は立地で、最寄りの公立中学校は徒歩50分もかかる場所にあったんです。ご近所の女の子も、半数近くが中学受験をするのが当り前。部活をやりながら長い距離の通学をすることで痩せてしまったなど、実際に公立中学に通わせた方に話を伺い、子どものことを考えたら通いやすさなどしっかり考慮に入れ、中学受験をしようと決めました。

またうちの子は神経が細いタイプだったので、3年で環境が変わるのは良くないかなと思ったのも理由です。

子どもの成長を見れたのが良かった点

―中学受験を体験して、良かったことは何ですか?

うちの子の特徴として、何事にも余力を残すという傾向がありました。
合格した第一志望の中学は、今までの彼女のペースではついていけない可能性がありましたが、「絶対そこが良い!」と本人が言ってくれたので決めたんです。自分から能動的に出た希望なので、入学したら頑張ってくれるのではないかなと思っています。

そして6年生になって字がとてもきれいになったのには驚きましたね。周りの女の子を見ていて本人が「これはダメだ」と思ったみたいです。また、テストで問題の取捨選択が非常にうまく、私もとても勉強になりました(笑)。
そうした子どもの成長を見れたのが、受験を通して良かったと思える点です。

成績がガクッと落ちてしまった時は青ざめました

―中学受験をして、ツラかったことはなんですか?

6年生の11月に成績がガクッと落ちてしまった時は青ざめましたね。その時はすぐに塾の先生に相談しました。うちの子はプレッシャーに負けるタイプではなかったので、プレッシャーを掛けるという方法をとってもらい、盛り返しました。

あとは合格発表の時に、不合格になってしまった親子の方を見たのは辛かったです。不合格になった親子が肩を落としている姿を娘と見て、少しトラウマになってしまいました。

もちろん、反抗期もつらかったです。娘は5年生に反抗期を迎えたのですが、5年生の12月に泣きわめきながら「受験やめる!」となった時もすぐに塾の先生に相談しました。

「ママも一緒に頑張ってるよ」と伝えるように

―具体的にどこまで手助けをされていましたか?

私が具体的にフォローしていたのは、規則正しい生活の管理、塾の送り迎え、教材整理、メンタルフォローです。祖父母の力も借りながら、食事の内容や就寝時間には気を付けました。

教材整理は、とにかくサピックスはプリントが多いのでニトリでカラーBOXを買い、科目別の宿題箱と処理済箱を作りました。受験が終わって整理した時、4年間の教材が衣装ケース2つにコンテナ3つ分もあって感慨深かったです。

―受験中の親子関係で気を付けていたことはありますか?

子どもに全て任せっきりだったり、逆に全て外注してしまうと踏ん張りがきかない事を痛感したことがありました。

私は子どもが小さい頃からずっと働いているのですが、3年生の時に1度担任の先生と合わなくて、娘がボロボロになってしまったことがありました。保育園時代、忙しい母親に対して寂しさを感じていたのが形を変えて出てきたのだと思います。その時に、高学年に掛けてどうフォローしてゆくかはしっかり考えました。親の主観だけではなく、塾や担任の先生などに客観的に見てもらい具体的にどうしてゆくべきかを模索しました。
この経験を通じて、手間のかかる所は寄り添わないとダメだと、今も下の息子(小学校低学年)のサッカーの役員なども積極的に引き受けています。

メンタルのフォローでは、例えば娘が落ち込んでいる時ずっと側にいることはできないですが、一緒にお風呂入ったりファミレスで勉強を一緒にやったり「ママも一緒に頑張ってるよ」と伝えるようにしていました。

成績が落ち込んでしまった時などは、私から強く言って親子喧嘩になるのが嫌だったので、塾の先生によく相談し、間に入ってもらっていました。親子で衝突するのは5年生で卒業したかったんです。

3年生の時からSAPIXに通うように

―どの位の割合で塾に通っていましたか?

1年生の時から「しまじろう」はやっていました。塾を考える際、まずは日能研の2つの校舎でテストを受けました。校舎の雰囲気は大切なので…。その後、サピックスのテストを受けたら、娘が「サピックスが良い」といったので、サピックスに決めました。娘が決めた理由は、校舎が新しかったからみたいでしたが(笑)。

3年生からサピックスに通い始め、まだバリバリ仕事をしていた私も、4年生になって少し仕事を調整するようになりました。また、家庭教師や個別指導はつけず、その代わり塾をしっかり使おうと思い、塾の先生に何でもよく相談していました。4年生の時から保護者会の度に塾長にテストを持って相談に行っていました。娘に合った学習のペースや性格の特徴など、先生が把握してくださっていたので、助かりました。

自分に合った環境で、一番彼女らしく過ごせたら良いなと思います

―受験を終えて、親からみた中学受験の感想を教えてください

うちの子はメンタルがそんなに強くはありません。けれど中学に入ったら自分なりに超えようとする、最低限の強さは中学受験を通して身に付けたように思います。

また、こどものタイプの見極めは非常に重要だと思います。娘が通ってきた環境が息子に適しているとは思っていません。

受験は強制するものではないですし、親の見栄でもありません。ただ子どもが自分に合った環境で、一番彼女らしく過ごせたら良いなと思います。